校長のことば

1学期 始業式 (6月4日 3年生版)

●皆さんおはようございます。校長の三ツ井です。

学校が3月から急遽臨時休業になってから3ケ月が経ちました。この間、ガランとした教室やグランドを見るたびに、主役の居ない学校の寂しさをしみじみと感じていました。

●皆さんは、4月に3年生に進級して、「さあこれから進路実現を目指して頑張るぞ」という気持ちでスタートした途端、臨時休業の延長、5月にはさらなる延長で、4月14日に登校して以来の登校となりました。 

この間、インターネットを利用した授業動画の配信、個別指導による面談の実施など、学年の先生は、このような状況でも、皆さん一人一人に寄り添った取り組みをしてくれました。皆さんも、このような状況を言い訳にせず、自分の進路に向けて、一歩一歩行動を積み重ねてください。

●また、今年のインターハイは、この状況なので開催できなくなりました。それに伴い、各地区大会や県大会の中止が発表されています。皆さんは、「高校3年間だけの限られた夢の実現」に向け、多くの汗や涙を流してきました。多くの大人たちは、そんな君たちの努力を、発表させる場を設けようと、考えを重ねてきました。しかし、安心安全を保障する担保が見いだせず、皆さんの命を守るべく、今回の結論に至りました。

1、2年の時、先輩の活躍を見ながら、3年生になったら自分もあのステージで、と想い練習してきたと思います。悔しい気持ちはわかりますが、自分の立てた目標に向かい一生懸命努力してきたのは事実です。それは、共に練習した仲間が知っています。これまでの頑張りを自分の宝にしてください。そしてその努力はこの先、様々な形で実を結んでいくはずです。

●さあ、今日から、段階的ではありますが、学校が再開されます。今回の新型ウイルスは、いつ・どこで・誰が・感染するかわかりません。ウイルスに関連することで、他の人をからかったり、差別するような言動を取ることは一切許されないことです。また、感染者探しや、SNSへの投稿などあってはならないことです。

これまでの臨時休業期間の授業を補うため1学期を7月31日まで行い2学期は8月24日からスタートします。

●さて、今回の、新型コロナウイルス感染症では、全世界で、これまで経験したことのない様な状況が続き、社会不安が起こり、現在約560万人の方が新型コロナウイルスにかかり、35万人以上の方が命を落とされました。

TVからは、クラスター、パンデミック、オーバーシュート、ロックダウン、など今まで耳にしたことのないような単語が、次々と飛び込んできます。ヨーロッパで最初に、外出規制措置を取った イタリアの首相は、「明日、抱きしめ合えるように今日は離れていよう。明日もっと走れるように、今日は立ち止まっていよう。」

民間企業の全従業員の出勤を禁止し、外出禁止令を出した、ニューヨーク州知事は「全責任は私がとる。誰かを非難したければ、私を非難すればいい」など、と 言わせるまでの状況でした。

日本でも、緊急事態宣言が出され、「家族を守るため、大切な人を守るため、社会を守るため」不要不急の外出を控えるよう求められ、人や経済の動きが止まりました。そんな状況を経験し、皆さんも、身の回りの様々状況に対して他人事のような気分でいてはだめです。限られた条件で、一生懸命考え、自分で判断しなくてはなりません。生きる力を成長させる機会としてください。

 もうしばらくは、様々な場面で我慢をする生活が続くかと思いますが、皆さんも、見えない敵に負けず、学校生活を送りましょう。